少なくない、結婚式にまつわるキャンセル料のトラブル
結婚式に関するトラブルとして、多いのがキャンセル料についてです。
トラブルと言っても、契約時にキャンセル料について契約書に明示されている筈ですし、良識的な会場であれば、「いつからキャンセル料が発生する」ということをきちんと説明してくれます。
とは言え、お相手も人なので、説明が漏れてしまうこともあるでしょう。
後から「思わぬキャンセル料がかかった」ということにならないよう、必ずご自身でも契約時に確認しましょう!
結婚式場の「仮予約」と「本予約」の違い
多くの挙式会場では、見学やブライダルフェアで空き状況を確認してもらった際に「仮予約が出来ますが、どうしますか?」と言われることが多いです。
「仮予約」と「本予約」では、内金の必要の有無や、キャンセル料発生の有無が異なります。
- 仮予約
- 本予約
申込金(内金)やキャンセル料がかからないことが多く、「候補の1つとして」仮に日程を抑えておくことです。
あくまで仮抑えなので、有効期限は、概ね申し込み日から一週間程度。
期限までに本申込をしない場合は、仮予約のキャンセルとなります。
正式に契約書を交わして、申込金(内金)を支払い、「契約した日時の会場を確保します」という契約です。
本予約後は、会場の規定に基づいてキャンセル料が発生する可能性があります。
契約時に必ず、「発生する日時」と「金額」を確認しましょう。
本予約をした会場では、他の新郎新婦さんから同日同時刻の申込みがあった場合は、お断りすることになります。
挙式日が近づいてから気軽にキャンセルされてしまっては、他の方の挙式を入れることも出来ず、会場側には機会の損失が出てしまいます。
それを防ぐためのキャンセル規定が決められているので、必ず事前に確認しておきましょう。
ワタベウェディングの「コーラルヴィータ・チャペル」を申し込んだ後、キャンセルしました
私は、一度ワタベウェディングさんの「コーラルヴィータ・チャペル」を本予約し、内金として5万円を振り込みました。
申し込んだのは1月の末頃で、「1月中に申し込みをしないと挙式料金半額キャンペーン料金が適用にならない」と言われたからです。
ワタベさんに限らず、キャンペーン期限や、良い日取りが埋まってしまうことを理由に、やんわりと申し込みを急かされるという話も、少なくないようです。
今ならわかるのですが、冬期の沖縄のチャペルでは、シーズンオフなので他社でも挙式料金半額などのキャンペーンを行っていたり、期限が延長されて翌月もキャンペーンが実施中ということもあります。
急いで申し込んでしまって、後悔する結果にならないよう、断る勇気も必要です。
契約時にキャンセル可能な期限と、内金はどうなるのか確認
申込時に見積もりで出してもらった金額が、既に私たち的にはちょっと予算がオーバーしていたので、申し込み自体どうするか迷っていました。
ただ、日にちの希望があったのと、上述の通りキャンペーンの適用期限があったので、念のため申し込みをすることにしたのです。
その時、しっかりとこの2点を確認しました。
- キャンセル可能な期限
- キャンセルした場合、内金はどうなるのか?
こちらが実際の、契約書の控えです。
注意
2014年時点の契約内容なので、現在は変更があるかもしれません。
契約時に、必ずご自身で確認してくださいね。
担当の方も良い方で、きちんと説明してくださって、蛍光ペンが引いてあります。
画像では日にちを消していますが、挙式の30日前の日にちが記載されており、この日以降は「変更、取消料がかかります」と明記されています。
内金についても、申込時に口頭で確認したところ、5万円を一旦振り込んでも、全額返金されるということでした。
下見に行った後、電話とメールでキャンセル連絡をしました
結局、申し込みをした2週間後ぐらいに現地に下見に行ったのですが、他に気に入ったチャペルがあったため、お断りさせていただきました。
キャンセル料が発生する時期前であっても、断るのであれば早めの方がお互いのために良いですね。
申し込み~キャンセルまで1ヶ月程度だったと思います。
メールで返金先の銀行口座を連絡して、その後、10日ほどでスムーズに内金が全額返金されました。
キャンセル料がかかる項目について
キャンセル料が発生するのは、会場についての料金のみではありません。
私達の場合は、会場の契約だけでしたが、挙式に関するアイテムについても、キャンセル料が発生する場合があります。
それぞれ、契約時に確認しておきましょう。
- 挙式会場の料金
- パーティー会場の料金
- パーティーの料理、飲み物についての料金
- レンタルドレス、小物についての料金
- 引き出物など、会場に手配をお願いしたアイテムの料金
- 写真や映像に関するオプションの手配料金
など
一般的には、挙式の準備が進むほど、手配する品物の数が増えて行きます。
また、挙式当日が近づくほどキャンセル料金が発生する金額が増えていくことが多いです。
何にせよ、キャンセルするのであれば早めに決断するのが良いと思います。
貴方が予約をしている間は、他の方がその日に予約が出来ません。
キャンセル料というのは決して違法なものではなく、会場側が貴方のために用意していたものを反故にすることに対する、正当な費用なのです。
素敵な挙式を迎えられるよう、契約時にしっかり確認を!
結婚式に関わらずですが、何事も「契約」をするときは、万が一の場合を想定しておきましょう。
チャペルやドレスの資料を見ていると、ついついテンションが上がって盛り上がってしまいがちですし、割引キャンペーンなども上手に利用しようと思うと、申込みを急ぎたくなってしまう気持ちもあります。
希望の日にちや、この会場が良い!という強い希望がある場合は、焦らなくて良いように、早めに式場探しや問い合わせをスタートすることをオススメします。
相談会やブライダルフェアで見積もりを出してもらったり、希望日の空き状況を調べてもらうことは無料です!
皆様が、素敵な挙式を気持ち良く迎えられますように…😊